くれ協働センターでは9/14(水)に「ボラ活」を開催しました。

「ボラ活」とは、ボランティアに興味のある方同士が集まってお話しをする場です。今回は呉市に登録しているボランティア団体「一般財団法人呉YWCA」「呉YWCA音訳グループ」さんに来ていただき、団体の活動についてお話を聞いたり、ボランティアや地域のことについて気になっていることを話しました。

呉YWCAさんは幸町にある木造の建物で活動されています。
今、ここで月に2回地域・子ども食堂を開催されています。なぜ子ども食堂をしようと思ったのか、どのような思い出でされているのかお話をしていただきました。

子ども、生活困窮者だけしか来てはいけないのではなく、高齢者や子育て中の方などコミュニケーションを求めている方など誰もが行っていい場所であり、公園のような場所を作りたいという思いで開催されています。

今はコロナ禍のため、ボランティアに来ていただいている大人が調理をしていますが、本来は子どもも大人も一緒に作って食べながら楽しく交流する場にしたいそうです。

ボランティアさんも調理だけでも、片付けだけでも無理なくできる範囲で来ていただけたらとおっしゃっていました。

また、音訳という活動もされています。
音訳というのは文字情報を音声でCDやテープに録音して視覚に障害がある方へ情報を届けることです。

今から57年前に点訳グループを発足し活動されていましたが、点字が読めない方が増えてきたため45年前に音訳グループを17名で発足され活動されています。

音訳だけではなく対面朗読もされています。

点訳音訳がある図書館や音声コードのついた印刷物などはありますが、地方の広報誌(例えば呉市政だよりや社協だより)やタウン誌、時刻表や会報誌、一般でない図書館、は地域のボランティアさんが必要だそうです。

支え合い、他者と共に生きる社会を願って活動をされています。

書いてある文字を読むだけではなく、市政だよりの表紙など、絵を言葉にして説明するなどどのように音声にすることで伝わるか集まって勉強会も行っておられます。

今日は実際に市政だよりの表紙の説明の音声を聞かせていただいたり、音訳の機械に自分の声を録音して聞いてみる体験をさせていただきました。

音訳活動に興味はあるが自分の声に自信がないという方からの質問に対して、声の出し方の練習もするし、その人の誠実な声なら大丈夫、色々な人の声があることが良いですよと言われていました。

■呉YWCAの地域・子ども食堂
日 時:毎月第2土曜日 わいわい食堂 11:00〜14:00、毎月第4土曜日 フリースペース夕食会 18:00〜20:00
場 所:呉市幸町3-1 呉YWCA
連絡先:0823-21-2414
参加費:子ども無料、 大人300円

■呉YWCA音訳グループ
連絡先:0823-33-6209(代表:長尾さん)