地域の方々の関心が高いのは、やはり「防災」です。
“いざという時にどう対処すればいいのか”をご紹介できるように、協働センターでもさまざまな防災の取り組みを調べています。

10月20日(日)吉浦小学校に地域の19自治会が参加し、3グループに分かれ、呉市消防局や呉市消防団湾岸分団の指導のもと消火や心肺蘇生等を行いました。
今年も9月10月と台風の影響により、各地で災害が起きており、関東・東北方面では甚大な被害が出で、尊い命が奪われました。
亡くられた方を悼み、黙祷を捧げることから開会式が始まりました。

応急救護訓練では、かるが消防署の指導のもと、胸骨圧迫とAEDの使い方を学びました。電極パッドを貼る標準的な位置は、右胸の上部と左わき腹ですが、2つのパッドが心臓を挟んでいるかどうかということがポイントだそうです。

水消火器による消火訓練では、ピンポンパンを合言葉に行います。「ピン」で消火器の安全栓を抜く、ホースの先端を「ポン」と外し、レバーを「パン」と握ります。
実物の消火器は5〜6キロの重さがあり、約4〜5メートルに渡って25秒間消化剤を噴射できます。ピンポンパンの合言葉は割と覚えやすいですが、何をどうするのか使い方を合わせて覚えておく必要があります。

西日本豪雨災害の記憶を風化させず、防災の意識を持ってほしいという思いから、消防団の方が撮影された、西日本豪雨災害時の写真展示があり、住民の皆さんは写真を見ながら当時のことを思い出しておられました。消防団の方は、「早い対策と早い避難が大切」と話しました。訓練の内容は土石流の再現、ポンプ操法、防災グッズを紹介など、毎年内容を変えて行っているそうです。

訓練の終わりに民生委員による備蓄品配布や、吉浦女性会によるおにぎりと味噌汁の炊き出しも行われ、約250食が振舞われました。

普段からいざというとき命を守るための行動をどう取るか考えておくこと、家の周りの危険箇所を把握しておくなど、できることからやっていきたいですね。

スタッフ 岩崎