市民協働センターのスタッフが地域のボランティア活動を体験するボランティア体験記。今回は呉市社会福祉協議会が毎月1回行っている「古切手・書き損じハガキの整理ボランティア」に参加させていただきました。

こちらのボランティアは、郵便局などに設置してある「善意のポスト」に集められた古切手や書き損じハガキを仕分け・整理する活動です。さっそく伺ってみました。

呉市福祉会館の2階会議室に入ると、まず4人1組で作業ができるようセッティングされたテーブルの中央に、回収された古切手の山が目に入ります。思い思いの席に着きいよいよ作業開始です!

まずは選別です。
・切手に消印がある
・破れがなく、周りのギザギザ部分ま でちゃんと残っている
・日本の切手であること
これらの条件を満たしているものを、一枚一枚確認し、仕分けていきます。

中には、「外国の切手」「収入印紙」「官製はがきに印字されている切手部分の切り抜き」もあります。それらは使えないので省いていきます。最近は集まった時点で、すでに形を整えてあるものが多く、ハサミで形を整える作業は少ないようでした。

 

作業中はどのテーブルも終始和やかな雰囲気です。
「これは折れているけれど大丈夫ですか?」と質問すれば、ベテランの方が「こうやって綺麗に伸ばして、ギザギザもあるし、破れとらんけぇ大丈夫よ」と親切に教えてくださいます。切手も、普段見たことのない珍しいデザインのものが沢山あり目で見てもとても楽しめます。
普段何気なく貼っていた切手ですが、このように巡り巡ってボランティアに役立てる機会があるという事を知り、これからは封筒やハガキに切手を貼るときには丁寧に扱っていこうと思いました。

この日の参加者は12名(全員女性・年齢層は40代〜70代くらい)。そのうち5名が初参加でしたが、皆さん和気あいあいとした雰囲気で馴染んで作業をされていました。

このボランティアには今まで参加された方が100人以上いらっしゃるそうです。
「自分の出来るときに出来ることをするんよ」と言われていた言葉がとても印象的でした。こちらでは、作業時間内であればいつ来てもいつ帰っても良いそうで、ベビーカーでお子様連れの方の参加も大丈夫とのこと。作業内容も簡単ですし、初めての方でも気負いなく参加していただけると思います。

私もこの作業を体験してみて、ボランティア活動をとても身近に感じる事が出来ました。そして、「自分の出来る事を出来る範囲で無理せず続けられる事」が、実はボランティア活動をする上でとても大切な事なのではないかと思います。

次回の開催は6月7日(木)です。
ぜひ、皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか。

スタッフ 出崎

 

【古切手・書き損じハガキの整理ボランティア募集】
内 容:「善意のポスト」に集まった古切手・書き損じハガキの仕分けや整理
日 時:平成30年6月7日(木)13時30分から15時30分
場 所:呉市社会福祉協議会2階 小会議室 呉市中央5−12-21 呉市福祉会館内
定 員:15名
問合せ:呉市社会福祉協議会 地域福祉課
電 話:0823-25-3505