�レモン農家の就農を希望して、地域おこし協力隊に応募、着任しました。今年で2年目です。

呉市生まれで、長く名古屋で映像クリエイター、グラフィックデザインの仕事をしていました。
小さい頃からレモンが大好きで、レモンを作りたいという熱い思いを持ち、農業体験で各地を巡る中で、大長ブランドがあり、土の良い豊に辿り着きました。

就農を目指して協力隊になりましたが、農地取得など、就農の難しさを感じる日々だったそうです。1年目はまず、様々な農家で作業の手伝いをさせてもらいながら、研修に参加し、土地を探しました。今年に入ってやっと農地を取得し、自身の農地で栽培を始めることができました。

豊に暮らし、柑橘農家に関わってみて、改めて「大長ブランド」の凄さを知ったそうです。

「今までつくり上げて来られたものは、今からつくろうと思ってもつくれるものでは無いんですよね。でも、農家の人が減っていくと今後無くなるかもしれません。閉ざして、無くすのはもったい無いと思うんです」

就農の難しさを感じながらも、柑橘栽培の楽しさを知り、今後は、デザインをしていた経験を生かして、デザイン関係の仕事と農家の兼業を目指しているそうです。また、女性の就農の促進もしていきたいそうです。

(6月取材)
スタッフ小野