呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。今回は「第5地区まちづくり委員会」を取材。
第5地区まちづくり委員会会長の土本さんにお話を聞きました。

●第5地区ってどんなところ?
第5地区は市内中央から灰ヶ峰山腹に至る帯状の地域で、辰川川、惣付川、西惣付川、込山迫川、西谷川、茆地川、草里川なと7つの河川を有しています。映画「この世界の片隅に」の舞台になった旧上長ノ木、畝原、惣付は第5地区内にあります。

●第5地区まちづくり委員会の特色
平成20年まちづくり委員会結成に伴い、防災活動を地域全体で始めたそうです。防災訓練において、女性会による炊き出しや民生委員児童委員による避難所受付など役割分担ができており、協力体制が整っていることが特色で、役割分担ができているのでそれぞれが責任を持って取り組めているそうです。
「防災にしても子育てサロンにしてもそうですが“継続は力なり”で続けていくことが大事です。」と土本さんはおっしゃっていました。

●第5地区の良いところ
第5地区は24自治会に分けられ、世帯数も人口も多い地域だそうです。土本さんがまちづくり委員会のメンバーに「第5地区の魅力ってどこかね?」と話を振ると、土本会長を挙げられ「熱意があり、会長の協力が大きな力になっています。」とおっしゃっていました。

●第5地区の行事(※一部紹介)
 ・荘山田小学校区合同防災・防火訓練7月19日(火)に荘山田小学校の体育館でひろしまマイ・タイムラインの説明や避難所運営をメインに防災訓練が行われました。マイ・タイムラインとは、いざという時に慌てることがないよう、避難に備えた行動を一人ひとりがあらかじめ決めておくものです。
講演をされた第5地区まちづくり委員会会長であり、広島県自主防災アドバイザーでもある土本さんは、「ハザードマップを見るだけでなく、近所の人など色々な人の意見を聞いたり、自分の住んでいる地域の地形を調べたり、水に関連する地名は水害などの被害を受けやすい可能性があることを知っておくなど、実際に経験をしながら作ることが大事です。」とお話をされました。また、幅広い世代に防災訓練に参加して欲しいとの思いから、地域と学校とで連携し防災訓練を終業式後に行う工夫をされています。地域の方々と連携して取り組む「共助」が必要と考え、防災に取り組んでいます。
 
 ・カムカム!ラジオ体操7月24日(日)明立小学校や荘山田小学校のグラウンド、胡町公園や惣付公園など6ヶ所に分散しラジオ体操を行います。グラウンド周りの清掃も合わせて行うそうです。

●まちの課題
土本さんは「このままでいいです。地域の中でこのまま絆づくりや協力体制を築いていきながら+αできればいいです。」とおっしゃっていました。

スタッフ 岩崎