呉市市民協働センター

あなたと一緒に考えます 市民協働のまちづくり

カテゴリー: ◆自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り (page 1 of 5)

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:第2地区まちづくり委員会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「第2地区まちづくり委員会」を取材。和庄小学校にて第2地区まちづくり委員会の城会長と2区民生児童委員の戸田会長にお話を伺いました。写真は第2地区の一大イベントの1つ「デジタル花火大会」の様子です。

●第2地区ってどんなところ?
第 2 地区は休山の中腹から麓(ふもと)に位置する自然いっぱいの住宅地域と、呉市の中心部の商業地域で構成されています。第 2 地区まちづくり委員会の城会長は「人と人の横のつながりを大事にしています。地域には、 人間味あふれる人が多く、調和がとれたまとまりのある地域です」と話しておられました。 年間を通じて、「絆」をテーマにしたさまざまな事業を行う中、常に「次世代」を意識しておられ、 地域の子どもたちを見守るとともに、子どもを中心とする事業を積極的に取り組んでおられます。

●第2地区の良いところ
住民相互のつながりを大切にする行事や活動が活発に行われています。地区内を12 の地域に分け、 10 年以上、地域ぐるみで高齢者の見守り活動を続けています。 2 区民生児童委員の戸田会長は「地域には面倒見がいい人ばかり。本当に住みよいまちだと思いますよ」と話します。高齢者や子どもを対象に、独自の振興券を発行し、行事への積極的な参加を促す工夫をしています。イベントの際は、地域の学校や幼稚園にも積極的に声をかけ、参画してもらうなど、地域全体のつながりを大切に考えておられます。

●第2地区まちづくり委員会の特色
まちづくりに参画する人がこれまでの経験の中で培ったノウハウを持ち寄り、まとまって、さまざまな事業を展開しておられます。若い人も積極的に事業へ参画し、年配役員も、それにあまり口出し、手出しすることなく、その働きを後押し、後継者育成を意識したまちづくりが行われています。 若い役員の1人は「先輩方も多いので、確かに気を遣います。でも、失敗しても、それを評価してくれる温かい家庭的な雰囲気が第 2 地区にはあります。だから、若い人も積極的になれるんだと思います」と話していました。

●第2地区まちづくり委員会の取り組み(※一部紹介)
・デジタル花火大会子どもたちが楽しい夏の思い出を経験することで「地元愛」を育み、大人になってからも地域のイベントに参加してほしい。また企画する大人も、あまり負担にならない範囲で、楽しいイベントをとの発想から企画した「デジタル花火大会」。小学校の校舎の壁に「花火」の映像を流し、 かき氷を配布するイベントですが、子どもから高齢者まで、300人近くが参加し、今や夏恒例の一大イベントです。

・秋のふれあいフェスタこれまで地域の一大イベントだった「みずとひ祭り」は、地域の負担を軽減するため、開催時期を夏から秋にシフトし「秋のふれあいフェスタ」として、世代間の交流が図れるイベントとして開催しています。 和庄小学校には、地域の各団体が模擬店を出店して、収益の一部を抽選会の費用に、一部を災害被災地へ寄付するなど、社会貢献活動も行っています。ここでもプログラムに地域の高等学校のダンスクラブやドローンの体験教室など、 地域がひとつになる内容を工夫しています。

●まちづくりの課題
他の地域同様に、人口減少や自治会への加入率の低下、空き家など、多くの課題を抱えています。行政と連携しながら、世代間のつながりを育み、まちづくり人材の発掘と育成、世代交代をテーマに取り 組んでいます。 これまでに築いてきた「絆」を生かし、接続可能 な地域づくりに取り組み、人と人とのふれあいを大切にした多世代協働のまちづくりを推進しています。 地域には急傾斜も多く、過去に集中豪雨による災害も発生したことから、地域住民に対して、防災への備えについて、啓発活動も行っています。

スタッフ 岩崎

Cカフェ 〜話すと、まちがもっと楽しくなる。〜

呉市出身のラジオパーソナリティー・くれ観光特使をしているおだしずえさんと一緒に、呉のこと、呉での暮らしのことを一緒に話しましょう♪もっと、このまちで心地よく暮らすこと、そのためにできること、新しいまちの魅力に気づくヒントが見つかるかもしれません。

日時:10月20日(日)10:00-12:00
場所:くれ協働センター フリースペース(呉市役所1階)
定員:5名
参加費:無料
申込:電話にて受付 ※定員に達し次第締切

【申込・問合せ】
くれ協働センター
電話番号:0823-25-5602
開館日:火曜〜土曜 9〜20時/日曜・祝日 9〜17時
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)

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進行役:おだしずえ
呉出身のラジオパーソナリティー・くれ観光特使広島→大阪→東京で活動後、2014年にUターン。同年RCCラジオ『おひるーな』スタート。現在『ひな壇団(RCCテレビ)』ナレーション担当。

#呉市市民協働センター#呉市#呉#まちづくり#呉ボランティア情報#協働のまちづくり#座談会#おだしずえ

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:第3地区まちづくり委員会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「第3地区まちづくり委員会」を取材。和庄集会所にてお話を伺いました。写真は第3地区の一大イベントである「冬まつり」と、毎年11月3日に行われる高日神社のお祭りの様子です。

●第3地区ってどんなところ?
第3地区は堺川から東へ中通3・4丁目、本通3・4丁目と休山の中腹にいたる、商業地域と住宅地域で構成される利便性の良い地域です。地区内には6つの公園(寺迫・寺本・登町・寺西・和庄・高日児童)があります。公園をイベントでも活用しており、登町公園では「餅つき大会」を、寺迫公園では「梅まつり」を行うなど、地域交流と賑わいの場を創出しています。また、和庄中学校でカローリング(室内で行うカーリング)、ラジオ体操を行うなど近隣の小・中学校とも地域連携を図っています。

●第3地区の良いところ
高日(たかひ)神社の秋季例祭では、自治会でしめ縄づくりを、祭りを祝う幟立や参道の提灯掛けなどを地域の有志が行っています。高日神社祭礼保存会と高日祭礼奉賛会を中心に、伝統行事を絶やさぬよう祭り文化を次世代に継承する活動も行っています。子ヤブを取り入れて子どもの頃からヤブに親しんでもらうなどして、後継者の育成に力を入れています。

●第3地区まちづくり委員会の特色
登下校時に見守り活動を行い、地域全体で子どもたちの安全を守る環境を整えて地域コミュニティの活性化を図っています。また、一斉清掃を行うことで環境保全活動を進め、地域の方々の交流を深めています。第3地区まちづくり委員会の新野会長は「顔の見える関係づくりに取り組むことは、安心安全なまちづくりの推進に繋がっています。」とお話しされました。さらに、第2・第5地区と合同で敬老会を、中央地域の団体と合同で成人式を開催するなど近隣の地区とも連携しています。

●第3地区まちづくり委員会の取り組み(※一部紹介)
・冬まつり
多世代間の交流を深め、地域の安全性を向上させることを目的に、地域の伝統行事であるとんど焼きに合わせて、合同防災訓練を行っています。児童らが授業の一環でとんどを作成するなど本通小学校と一体となって実施し、地域への親しみや愛着を育んでいます。多世代交流の場と防災訓練を兼ねることで、住民同士の絆づくりと地域の安全性向上に務めています。

・高齢者の憩いの場づくり
まちづくり委員会を主体とする「憩いのサロン」や地区社協を主体とするふれあい・いきいきサロンなど地区内の高齢者を対象として、外出の機会を作り、孤立を防ぐ取り組みを行っています。地域住民を中心に運営しており、高齢者住み慣れた地域で活き活きと過ごせるよう介護予防だけでなく、地域交流や見守りの場になっています。また、高齢者の文化活動を通じて、ふれあいや生きがいづくりを促進するため、地区老連を主体に地域の高齢者が制作した工芸品や書画、写真などの「作品展」を和庄集会所で行っています。

●まちづくりの課題
コロナ禍は人々のライフスタイルに大きな変化をもたらしました。時代の流れと共に働き方や価値観の多様化、また、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、自治会未加入者の増加、担い手不足や地域行事への参加者の減少など様々な課題を抱えています。課題解決に取り組むためには従来通りのやり方だけではなく、時代に即した自治会のあり方も検討する必要があると考えます。役員等の担い手確保、自治会活動への参加を促す方法を模索しながら、住みよいまちづくりに取り組んでいます。

スタッフ 岩崎

【キッズボランティアプロジェクト2024 〜手話を体験しよう〜】

7月24日(水)今年度のキッズボランティアプロジェクトが始まりました。
キッズボランティアとはみんなができることを少しずつすると、みんなが住みやすい素敵なまちになります。一人一人ができることがすることで小さな力を大きな力に変えていくプロジェクトです。
小・中学生の皆さんに自分には何ができるか考えるきっかけになってほしいです。

今日は「手話を体験しよう」です。

呉市で活動している呉手話サークル「しお」の大林さんと川岡さんに来ていただきました。
呉手話サークル「しお」は耳の聞こえない方と仲良くなるために手話をみんなで勉強しているボランティア団体です。

まずは耳が聞こえない方がどんなことに困っているかを教えていただき、日常生活で使っているものを紹介していただきました。

振動する目覚まし時計やインターフォンの代わりに光で呼び出すチャイム、チャット、テレビ電話を使ってのスマホ、字幕入りの番組などアニメなどもどんどん増えてきているそうです。

その後、手話を教えていただきました。

「今日の夜ご飯は何?」
「あなたの好きな食べ物は?」
「あなたの名前を教えてください」

教わった手話で会話をしてみました。

「私の好きな食べ物はプリンです」
「私の好きな食べ物はももです」
「私の好きな食べ物はお好み焼きです」
(お好み焼きの手話は広島風と関西風では違うそうです!)

など、教えていただきながらとても楽しそうにすぐに会話ができていました。

大林さん、川岡さんからのメッセージです。
「手話は心がつながる言葉です。いつか人の役に立つ時があります。これからも手話を覚えてください」
今日参加した皆さんがこれからも手話について学んでくれたら嬉しいです。

呉手話サークル「しお」
http://www.kuresc.net/volinfo/npo_view.php?id=13  

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:昭和地区まちづくり協議会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「昭和地区まちづくり協議会」を取材。昭和市民センターにてお話を伺いました。
写真は昭和市民センターから提供いただいた、昭和地区のまちキャラの「きよみん」、昭和地区の取り組みの中の「もち米づくり」と「きよみんと森の妖精イベント」の様子です。
地域内にある5つの神社の秋祭りに登場する特徴的なヤブも合わせてご紹介します。
昭和地区では地域資源を活かしたまちの活性化や地域の伝統文化を継承する活動など、まちづくりに取り組んでいます。

●昭和地区ってどんなところ?
昭和地区は呉市の北部に位置し、昭和30年代後半から芸南地区のベッドタウンとして急速に発展を遂げてきました。周囲を山々に囲まれ、自然豊かな昭和地区のまちづくりキャラ「きよみん」は地域の自然と地域出身の作曲家藤井清水の代表曲「足柄山」の金太郎をイメージした女の子です。今年が没後80年の藤井清水。記念事業も開催予定です。

●昭和地区の良いところ
「八寸」は山の幸と海の幸を組み合わせて作る煮物で、伝統の郷土料理です。昭和地区では祭りや正月、法事など人が集まる時に振る舞われます。地域の小・中学校に昭和西女性会が出向き、八寸の歴史や作り方を伝承しています。国の重要文化財に指定される本庄水源地は、旧海軍が用水不足に対処するために造られた貯水池です。桜の名所としても知られ、桜の時期には一般公開されます。地域内には神社が5社(高尾・神山・向日原・竹内・多賀雄)あり、秋祭りに登場するヤブは特徴的な風貌をしています。自治会内で祭りを行う地区もあり、創意工夫をしながら地域の伝統文化を継承しています。

●昭和地区まちづくり協議会の特色
昭和まちづくりセンターと昭和東まちづくりセンターは、「NPO法人昭和地区まちづくり協議会」が呉市から指定管理を受けています。多様化する住民のニーズに柔軟に対応できるよう、まちづくり推進センター(藤三焼山店2階)を設け、事業部がイベントを企画・運営しています。令和元年度より、休耕田の活用と3世代交流を目的にもち米作りを行い、収穫したもち米を販売し、収益をまちづくりに役立てています。

●昭和地区まちづくり協議会の取り組み(※一部紹介)
・デジタル自治会
電子回覧板機能を持った情報発信ツールとして独自のシステムを開発し、運用しています。昭和地区40自治会の情報や呉市の市政だより、昭和地区まちづくり協議会発行の「きよみん通信」などをスマートフォンやパソコンから閲覧できます。デジタル化することで、自治会役員の負担軽減や情報伝達の利便性向上を目指しています。加えて、子育て世代や若い世代の参加に繋げたいという思いがあります。自治会活動の簡素化と自治会員への活動の可視化を図ることで、若い世代の関わる幅を広げたいと考えています。

・きよみんと森の妖精イベント
地域資源である呉市野外活動センター(つつじが丘キャンプ場)の活用と3世代の交流を目的に令和4年から野外イべントを開催しています。イべントでは移動動物園、アトラクション、コンサートなどを行っており、地域の財産である美しい自然を大切にできる人に育って欲しいという願いを込めて実施しています。野外活動センターを多世代の居場所、地域住民の交流の場として活用しています。

●まちづくりの課題
担い手不足や少子高齢化の課題を抱えています。また、令和6年3月に昭和高校が廃校となったため、跡地活用を模索しています。さらに住みよいまちを実現するため、公共交通の不便さへの対策、公共施設等の整備促進、総合病院の誘致などが望まれます。昭和地区は子どもの数が呉市内では比較的多い地域です。子育て世代をサポートするため、子ども未来推進協議会を発足するとともに「サイバー昭和地区」と名付け、小学校区を核とした子育てが楽しいまちづくりの取り組みを推進しています。この町の未来を担う子どもたちを地域全体で育てる環境を整え、次世代へ繋いでいきます。

スタッフ 岩崎

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:警固屋まちづくり協議会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。今回は「警固屋まちづくり協議会」を取材。警固屋市民センターにてお話を伺いました。写真は警固屋まちづくり協議会の取り組みである「警固屋さくら祭」と「サマーフェスタ」の様子で、ご提供いただきました。

●警固屋地区ってどんなところ?
警固屋地区は呉市の南方に位置し、休山を背に、瀬戸内海や音戸の瀬戸、音戸大橋や第二音戸大橋が一望できる美しい自然環境に恵まれた気候の温暖な住みよい町です。昭和3年の合併により、警固屋地区は呉市の一部となりました。その後、鍋地域には海軍工廠の南に位置する交通拠点や商業拠点が形成されました。海軍工廠で働く人々が多く居住し、賑やかに発展してきました。古くから住む方が多いので人と人との関係性が濃密であり、良好です。また、地域の学校行事に積極的に参画するなど学校と連携し、一体感を持ってまちづくりを進めています。

●警固屋地区の良いところ
警固屋まちづくり協議会の松田会長は「警固屋地区はまとまりがあり、地域が一体となって行事に協力するなど結束力が強いです。宇佐神社の秋季例大祭を行う時期は町が祭り一色となり、地元への愛着を育む連帯感の深まりを感じます。地区内の宇佐神社の関係者たちが、神社の歴史や地域に伝わる祭り文化を子どもに継承する取り組みをしています。」とお話しされました。また、子どもたちと地域住民の交流促進を図ることを目的に、警固屋小学校の1年生に「農業体験交流事業」を行っています。農作業体験や収穫体験を行い、地産地消や食育について学ぶ機会を設けています。

●警固屋まちづくり協議会の特色
行事を通じて住民の方々に参加してもらうことでコミュニティーを高めながら、地域活性化に資する様々な行事を行っています。音戸の瀬戸公園内にある吉川英治文学碑を文化的・観光的資源として再認識すると共に、知名度の向上を図るため献花等を行う「吉川英治文学碑記念祭」を開催しています。また、高齢者を対象に地域交流の促進と健康的な生活を送る支援として、警固屋地区社会福祉協議会が主体となり、5つのふれあい・いきいきサロンを運営しています。さらに、地区社協を窓口に研修会を行い、高齢者を見守る活動に取り組んでいます。

●警固屋まちづくり協議会の取り組み(※一部紹介)
・警固屋さくら祭
警固屋地区のまちづくりのシンボル的イベントとして、地域住民を中心に自立した運営を進めることにより、住民のまちづくりへの参画と地域コミュニティーを高めることを目的に実施しています。地域住民、消防団など各種団体による協力のもとステージイベントやブース出店などを行い、多くの来場者で賑わいます。自治会に対する意見や提案を聞くブースを設けてアンケートを取り、住民の声を生かした活動を展開していく資料としての活用を検討しています。

・サマーフェスティバル
お盆の期間中に、鍋地区と警固屋地区がそれぞれ活動を展開しています。地域の商店街や各種団体がブースを設けたり、カラオケや高校生のダンス披露、ひょっとこ踊りなどの催しを行ったりするなど、様々な世代がまちづくりに関わりながら地域全体を盛り上げています。各世代・各団体が取り組むことで、世代間交流を促すとともに、住民同士の絆づくりにも繋がっています。

●まちづくりの課題
少子・高齢化や若年層の人口の流出などによる人口減少が課題です。また、警固屋地区には急傾斜地や沿岸部に立地する住宅もあり、災害リスクを抱えています。警固屋小・中学校の児童生徒や保護者たちと一緒に防災について学ぶ、防災参観日や防災運動会を実施するなど、地域ぐるみで防災力を高めています。また、日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区跡地についても、地域経済の活性化と雇用創出を図るための利活用や地域の観光資源の掘り起こしが望まれます。地域が一体となって誰もが安心して住み続けたいと思えるまちづくりに取り組んでいます。

スタッフ 岩崎

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:音戸町まちづくり協議会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「音戸町まちづくり協議会」を取材。音戸市民センターにてお話を伺いました。美しい建物の写真は、建築家隈研吾さんが設計された音戸町の地域拠点である音戸市民センターです。また、賑やかな様子が伝わってくるような写真は、まちづくり協議会の取り組みである「音戸清盛祭」と「音戸フェスマル」の様子で、音戸市民センターよりご提供いただきました。

●音戸地区ってどんなところ?
音戸地区は倉橋島の北側に位置し、四方を海に囲まれています。本土とは、令和3年に開通60周年を迎えた赤いアーチが美しい「音戸大橋」と「第2音戸大橋」の2橋でつながり、隣の能美島とも「早瀬大橋」で陸続きになっています。この早瀬大橋も令和5年に開通50周年を迎えています。豊かな海が育てる牡蠣の養殖が盛んな町内では、地元の3つの漁協がそれぞれ主催するかき祭が冬に開催されています。また、江戸時代から続く伝統文化として、日本三大舟唄の「音戸の舟唄」は今でも歌い継がれ、同じく伝統行事の「音戸清盛祭」とともに市の無形文化財に指定されています。

●音戸地区の良いところ
音戸地区の自慢の一つ、音戸市民センターは建築家隈研吾さんの設計で、瓦と自然が連なる周辺集落との融合がコンセプトになっています。呉市役所の支所、公民館、図書館、多目的ホールを複合した地域拠点施設として、平成19年に竣工しました。音戸地区では、毎月開催される朝市・野菜市の他、音戸フェスマル、消防大会などのイベントが開催されています。中でも一大行事の「音戸清盛祭」は5年に一度開催されます。海や山などの自然も間近に感じられる、温暖な気候のとても住みやすい町です。

●音戸町まちづくり協議会の特色
音戸町まちづくり協議会は、活性化や活力創出のため、町内や近隣地域との連携を図りながら、積極的に活動しています。住民が幅広く参加し運営する朝市や音戸フェスマルなどの他、音戸大橋開通60周年イベントは、警固屋まちづくり協議会と合同で開催。また、早瀬大橋開通50周年のイベントは、江田島市大柿町自治会連合会との共催で開催しました。また、協議会内組織の「音戸町魅力化推進協議会」は、「カキロゲイニング」や「イロ・サクレ音戸」などのイベントの他、街なみ環境整備事業や音戸高等学校の存続に向けての連携、ボランティアの創出など音戸町の魅力アップに取り組んでいます。

●音戸町まちづくり協議会の取り組み(※一部紹介)
・音戸フェスマル(フェスティバル&マルシェ)
昭和61年に始まり、令和4年度で終了した音戸フェスティバルの後継イベントとして、令和5年度から音戸町まちづくり協議会主催の「音戸フェスティバル&マルシェ(通称:音戸フェスマル)」が始まりました。音戸清盛太鼓の生演奏などのステージ企画や模擬店の出店などだけではなく、音戸町文化団体連合会と音戸高校文化祭を同時に開催し、会場の音戸市民センターには、約4000人が来場しました。

・まちづくりを応援する情報誌きらきら通信
まちづくり協議会では、まちづくりを応援する機関誌「音戸の瀬戸きらきら通信」を毎月10日に発行し、町内全戸に配布しています。音戸地区のイベントやまちづくりセンター、図書館からのお知らせなど、地域住民のニーズに即した、地区のたくさんの情報が掲載されています。令和6年1月発行の172号では、音戸町スポーツ協会と音戸町陸上競技会が主催し、今回で63回を数える「音戸一周駅伝」について,開催日時や通過予定時間のほか、町内の交通規制について詳しく知らせる記事などが載せられていました。

●まちづくりの課題
かつては呉市のベッドタウンでしたが、現在では少子・高齢化などから世帯数、人口共に減少が続き、スーパーや商店街が減少したことで、買い物等に不便を感じる住民が増えています。毎月開催する朝市・野菜市が助けにはなる住民はいますが、限定的で全体の解決にはなっていません。また、若い人達のマンパワー不足は顕著で、お祭や地域行事の開催に苦心する地域も出ています。こうした課題の根本的な解決簡単ではありませんが、イベントなどを通じて、小学生・中学生・高校生の関わりを増やしたり、ボランティアを募集したりするなど、まちづくりに若い力や新しい風を取り入れ、課題解決に取り組みたいと考えています。

スタッフ 岩崎

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:仁方町まちづくり推進協議会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。今回は「仁方町まちづくり推進協議会」を取材。同協議会の大谷会長にお話を伺いました。写真は仁方町まちづくり推進協議会の取り組みの一つである「仁方地区子ども相撲大会」の様子で、仁方地区の伝統的な行事です。

●仁方地区ってどんなところ?
仁方町は、東西北の三方を山に囲まれ、南は瀬戸内の海が開けており、自然に恵まれた風光明媚な地域です。また、地形的にコンパクトにまとまっているため、小・中学校との連携の取りやすさに繋がっています。大東地区に残る櫂踊りは、明治初期から受け継がれる伝統芸能です。呉市無形文化財に指定されており、祝賀行事や、八岩華神社の例大祭で3年に1度披露されます。産業では、国内の90%以上のヤスリを生産しており、日本一の生産量を誇ります。酒造業では相原酒造や宝剣 酒造の日本酒が、SAKECOMPETITION2023でGOLDを受賞するなど、銘酒として全国に知られています。

●仁方地区の良いところ
仁方町戸田は「安芸の小須磨」と呼ばれ、呉八景に選ばれた景勝地です。この海に面した礒神社の境内には、ウバメガシの群叢があり、呉市天然記念物にも指定されています。大歳神楽は大歳神社(仁方町大歳)の、戸田神楽は礒神社(仁方町戸田)の祭礼において奉納される神楽です。古くから続く神楽文化を絶やさぬよう、次世代への継承や継承者の育成を行っています。史跡や文化財の残る歴史豊かな町であり、郷土愛や緻密なものづくりの技が仁方町の伝統や文 化、産業を支えています。

●仁方町まちづくり推進協議会の特色
毎年1月に行われる「交通安全カルタ大会」は、交通事故防止や交通安全の啓発を目的に行っています。また、交通安全への意識を高めて欲しいとの思いから、交通安全標語を仁方地区の小学生から募集し、優秀作品を表彰しています。仁方町まちづくり協議会の大谷会長は「地域の各種団体が標語を選定することが地域の一体感の醸成に繋がっています。」とお話しされました。さらに、誰もが住みたくなる仁方町を目指して、小・中学生とまち協の役員とで連携を図りながら、月に一度仁方駅であいさつ運動に取り組んでいます。

●仁方町まちづくり推進協議会の行事(※一部紹介)
・人権を考える仁方町民の集い
1994年から始まった「人権を考える仁方町民の集い」は、すべての人の人権が大切にされる、人にやさしい仁方のまちづくりを目指し、毎年2月に開催しています。仁方地区では地域で支え合うことを基本に、地域の各種団体が協力して行うことで交流を深めると共に、人権意識の高揚を図っています。小・中学生による音楽の演奏や講演会に餅つき、バザーなど多種多様な催しを企画するなど、仁方地区の多くの団体が参加する一大イベントです。

・仁方地区子ども相撲大会
仁方西神町にある八岩華神社で子ども相撲大会を毎年11月3日に開催しています。同大会は、前身の岩倉神社で1847年に始まった奉納相撲が起源とされています。西部地区自治会を主体に、仁方体育協会と仁方地区子ども会連合会が協力し、地域の伝統を守り、子どもたちに礼儀作法を伝えると共に、地域住民の交流の場にもなっています。

●まちづくりの課題
仁方地区では、高齢化による後継者不足や一部の人に負担がかかっていることが課題と捉えており、今後のまちづくりを支える人材の発掘や育成が望まれます。加えて、若い世代がまちづくりに参画できるような環境整備が必要と考えています。また、定期バス路線の減便や広駅以東の列車運行数が少なくなっていることから、住む地域によっては、移動や買い物に不便さを感じている住民もいます。より住みやすい町にするためには、地域住民の地域活動への参加やその意見を形にしていくことが重要と考えます。

スタッフ 岩崎

【ボランティア情報 12月(2023)】

呉市市民協働センターでは、毎月、ボランティア募集情報やセンターからのお知らせをメールマガジン「メルボラ」で配信しており、情報は各センターでの掲示物でもお知らせしています。

参加したいボランティアがある場合は、それぞれの連絡先に直接お問い合わせください。

ぜひ様々な活動をする際の参考にしてくださいね!

※新型コロナウイルス感染拡大によっては、ボランティア活動が中止になる場合があります。必ず事前に主催者にお問い合わせください。
宜しくお願いいたします。

*******もくじ*********
期間限定ボランティア 3件
随時募集ボランティア 7件
呉市市民協働センターからのお知らせ 5件
*******************

◯期間限定ボランティア◯

【除草・清掃ボランティア募集】
呉市二河公園多目的グラウンドの除草と清掃を行います。みんなで協力し合い、きれいな町を子や孫に引き継げるよう、一緒に地域の掃除をしませんか?
日 時:2023年12月24日(日)9時から12時
場 所:呉市二河公園多目的グラウンド(元二河陸上競技場)
定 員:なし(中学生以上)※18歳以下の方は必ず保護者の了承を得てから参加してください。
問合せ:呉走遊会(クレソウユウカイ)
電 話:090 8718 3636
メール:jukikure@hi3.enjoy.ne.jp
担 当:阿部

【古切手・書き損じはがきの整理ボランティア募集】
内 容:呉市内の郵便局などに設置してある「善意のポスト」に集まった古切手・書き損じはがきの仕分けや整理をするボランティアを募集します。
日 時:2024年1月26日(金)13時30分から15時30分
場 所:呉市社会福祉協議会 2階 小会議室 呉市中央5-12-21 呉市福祉会館内
定 員:15名
問合せ:呉市社会福祉協議会 地域福祉課
電 話:0823 25 3505
備 考:各自での感染症対策にご協力をお願いします。仕分けした切手は換金し、ボランティア活動支援に活用させていただいております。

【命が救える身近なボランティア「献血」のお知らせ】
《400mL献血 主な献血基準》
年 齢:男性17から69歳 ※女性18から69歳 ※(※65歳以上の献血については、献血される方の健康を考え、60から64歳の間に献血経験がある方に限ります。)
体 重:男女とも50kg以上
献血間隔:男性12週間・女性16週間以上
総献血量:過去12ヶ月に200mL・400mL合わせて、男性1200mL・女性800mL以内
問合せ:呉市献血会(呉市役所 地域協働課内)
電 話:0823 25 3223
《2024年1月の日程》
■1月5日(金)9:00-11:30/12:45-16:00 呉市役所
■1月22日(月)9:30-12:00/13:15-15:30 エブリイ呉宮原店
■1月24日(水)9:30-11:30/12:45-15:30 総合ケアセンターさざなみ

◯随時募集ボランティア◯

【花と緑の庭づくりボランティア募集】
広の白岳中学校通学路沿い、広駅前ロータリーで、まちの庭づくりをしています。まちの庭づくりというのは花を育てるだけではありません。ハーブ、果樹、野菜を育てる、憩いの場をつくるなど、いろいろなエリアをデザインして楽しむ活動をしています。仲間もでき、元気になります。一緒に花と緑の庭づくりをしましょう!ぜひお越しください!
内 容:花・野菜の植え替え、水やりなどの維持管理(自由にエリアを選び、お好みのデザインができます)/草刈・草取り(機械でも手作業でも大歓迎です)/天地返し(枯草・枯れ木から堆肥づくりをしています)
日 時:毎月第1・第3日曜日 夏時間9時から、冬時間10時から
場 所:広の白岳中学校通学路沿いの100メートルの土地

問合せ:「広の庭づくりプロジェクト」の会
電 話:080 5623 7754
担 当:会長 信谷(のぶたに)

【呉市二河公園多目的グラウンドの除草・清掃ボランティア募集】
内 容:クレソウユウカイ(呉走遊会)は周囲との絆づくり、子や孫に誇れる良い地域社会を残したいと考え、活動を継続しています。28年間呉市二河公園多目的グラウンドの除草と清掃を行っています。みんなで協力し合い、きれいな町を子や孫に引き継げるよう、一緒に地域の掃除をしませんんか?
日 時:年数回(お問い合わせください)
場 所:呉市二河公園多目的グラウンド(元二河陸上競技場)
定 員:制限なし
問合せ:クレソウユウカイ(呉走遊会)
電 話:090 8718 3636
メール:jukikure@hi3.enjoy.ne.jp
担 当:阿部

【地域・子ども食堂応援ボランティア募集】
内 容:地域・子ども食堂を一緒に盛り上げてくださる方を募集しています。月1回の開催日に調理や配膳をお手伝いしてくださる方、その他食材や調味料の寄付や寄付金もお待ちしております。
日 時:毎月第2土曜日 午前10時から
場 所:一般財団法人 呉YWCA(呉市幸町3−1)
定 員:数名
問合せ:一般財団法人 呉YWCA
電 話:0823 21 2414(火-金 10時-18時/土 10時-17時)
担 当:家頭(やがしら)
備 考:公共交通機関でお越しください。

【里山の登山路整備ボランティア】
内 容:中国自然歩道(約300km)主に灰ヶ峰や休山の登山路の手入れを一緒にしてくださるボランティアを募集します。
活動日:毎月第1日曜日と第3土曜日
時 間:9時から12時
集合場所:現地集合・解散(場所はその都度お問い合わせください)
備 考:タオルと飲み物を持参してください(道具類の持参は不要)
問合せ:サポート・トレッキング・グループ
電 話:0823 33 5836

【天文ボランティア募集】
内 容:天文台の運営をお手伝いいただける方を募集いたします。宇宙や天体に関する知識を身につけたい方、宇宙の魅力を伝えたい方、人と接するのが好きな方など、経験・未経験は問いません。ご興味のある方は、ぜひご連絡ください。
対 象:大人(夜間、交通手段が確保できる方なら市内外を問いません)
活動日:毎週土曜日の定例観望会、イベント開催日、団体利用時など。
※その他の活動日についてはご相談ください。
活動場所:呉市かまがり天体観測館、海と島の工作館など
申込み:お電話または電子メールにてお知らせください。ご都合の良い日に当館にて面接をさせていただき、活動内容にご同意・ご賛同をいただける場合はボランティアをお願いいたします。
問合せ:呉市かまがり天体観測館(〒737-0402 呉市蒲刈町大浦8160)
電 話:0823 66 0925(13時以降)
メール:info@kamaten.net
その他:現在は決まっておりませんが、趣味で撮られた天体写真を紹介してくださる方や参加者へ竹とんぼや紙飛行機等の作り方の工作をボランティアでご指導いただける方など、天文・科学分野にて特技や経験をお持ちの方もこの機会にお知らせください。

【中国労災病院 病院ボランティア】
内 容:病院スタッフとともに患者さんのご案内や、ちょっとしたお手伝いをしていただけるボランティアを募集しています。
活動内容:受付の仕方がわからない・自動再来受付機の操作方法がわからない・行きたい場所がわからない・手や目が不自由で申込書が書けない・車いすの使い方がわからない…等で困っている患者さんのお手伝いをしてください。
日 時:活動時間は平日(週1回から、時間・曜日応相談)
その他:ボランティア保険に加入(病院負担)・1年に1回健康診断を無料で受けることができます・交通費は自己負担となります
問合せ:中国労災病院 総務課
電 話:0823 72 7171

【エキストラ・ボランティアスタッフ登録募集】
団体名:呉地域フィルムコミッション
内 容:エキストラ・ボランティアスタッフ
担 当:呉市産業部観光振興課内
電 話:0823 25 3309
メール:kankou@city.kure.lg.jp
URL:http://www.kurearea.jp/film/index.html
備 考:なお、この募集は「登録」であり、必ずしもエキストラ及びボランティアスタッフとしての参加を約束するものではありませんのでご了承ください。

◯呉市市民協働センターからのお知らせ◯

『呉の秋祭り写真展2023』
呉独特の存在で秋祭りに登場するヤブを中心に、祭りの様子を撮影した写真展を開催します。お立ち寄りの際はぜひご覧ください。
期 間:現在展示中。12月27日(水)まで。
場 所:くれ協働センター フリースペース(呉市役所1階)
問合せ:くれ協働センター(火-土9時-20時/日祝9時-17時)
電 話:0823 25 5602(月曜休館※祝日の場合、翌日休館)
主 催:呉市市民協働センター

『ボラ活〜ボランティアの輪を広げよう〜』
呉市で活動しているボランティア団体と話をする場(ボラ活)を開催します。今回は要約筆記の学習や交流などを行っている団体、呉市要約筆記サークル「灯だい」のメンバーと一緒にボランティア活動について座談会を行います。ボランティアについて思っていることなんでも話してみませんか?興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。
日 時:2024年1月20日(土)10時から12時
場 所:くれ協働センター(市役所1階)会議室
定 員:10名 
料 金:無料
申 込:直接同センター窓口またはお電話でお申し込みください。
問合せ:くれ協働センター(火-土9時-20時/日祝9時-17時)
電 話:0823 25 5602(月曜休館※祝日の場合、翌日休館)
主 催:呉市市民協働センター

『にじいろカフェ』
空いた時間にできるボランティアはないかな?やりたいことはあるけれど、何から始めたらいいのかな…など。ボランティアや地域活動についてお話してみませんか? ぜひ、お気軽にご参加ください。
日 時:2024年1月26日(金)10時から12時(出入り自由)
会 場:ひろ協働センター(広市民センター4階)
対 象:呉市在住の方
参加費:無料申込み:不要(直接会場にお越しください)
問合せ:ひろ協働センター(9時-17時)
電 話:0823 71 0321(水曜休館※祝日の場合、翌日休館)
主 催:呉市市民協働センター

『呉市市民公益活動団体紹介ポスター 展示中!』
呉市市民公益活動団体(ボランティア団体)の活動内容を紹介するポスターをひろ協働センターで展示しています。お立ち寄りの際はぜひご覧ください。
日 時:展示中。2024年1月末まで。
場 所:ひろ協働センター フリースペース、エレベーターホール裏(広市民センター4階)
問合せ:ひろ協働センター(9時-17時)
電 話:0823 71 0321(水曜休館※祝日の場合、翌日休館)
主 催:呉市市民協働センター

『呉市市民協働センター ニュースレター「にじいろくれよん」発行中』
呉市内で地域活動やボランティア活動をしている人を紹介する「にじいろくれよん」を発行しています。くれ協働センター、ひろ協働センター、各市民センター、まちづくりセンター、呉市内の各図書館で配布しています。
ホームページでデータも公開していますので、是非、ご一読ください。
http://kurekyoudou.net/index.php/news/21/
問合せ:くれ協働センター 0823-25-5602 (月曜休館)
主 催:呉市市民協働センター

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【「メルボラ」の登録と解除方法】

「 mm@kuresc.net 」

上記のメールアドレスの件名に、登録する場合は「登録」と記入して送信してください(本文は未記入で構いません)。
ご登録いただくと、呉市市民協働センターからメールマガジン「メルボラ」を配信します。ご購読は無料です。是非、ご登録ください。
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呉市市民協働センターでは、地域情報や団体紹介をしています。
ぜひ、呉市役所1階の「くれ協働センター」広市民センター4階の「ひろ協働センター」にお越しください。

発行元:呉市市民協働センター
呉市中央4丁目1−6 呉市役所1階
TEL:0823 25 5602(くれ協働センター)

呉市市民協働センター
http://kurekyoudou.net/

【自治会・まちづくり委員会・まちづくり協議会巡り:安浦町まちづくり協議会】

呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「安浦町まちづくり協議会」を取材。同協議会の山田会長と桐山副部長にお話を伺いました。
写真は安浦町まちづくり協議会の取り組みの一つである「YMHC」を表す写真です。YMHC(安浦町まるごと博物館構想倶楽部)として、安浦町で生まれ、安浦の風景を描いた故山本譲さんの作品の複製画を安浦町内の小中学校や郵便局、飲食店などに展示することで観光資源として活用するとともに、安浦の今昔を学び新たな発見・発掘と発信をするための活動をしています。

●安浦地区ってどんなところ
安浦町まちづくり協議会の山田会長は「安浦町は呉市最東部にある海と山に囲まれた自然豊かな町てす。絶滅危惧種の「ハクセンシオマネキ」が生息し、「リュウノヒゲモ」「カワツルモ」など貴重な植物が生育しています。また、4つの地区(野路地区・三津口地区・内海地区・安登地区)に大きく分け、それぞれが町の特性を活かしながらまちづくりに取り組んでいます。桜の花びらが広がるように、地域住民の心が明るくなってまちに広がっていくイメージです。地域全体でまちづくりに取り組み、みんなで花を咲かせることが安浦町の発展に繋がっていくと考えています。」とおっしゃいました。

●安浦地区の良いところ
瀬戸内海国立公園で2番目に高い野呂山があります。また、付近にある野呂山伊音城弘法寺は、弘法大師空海が2度登山し、岩屋で修業に専念したゆかりの地として伝えられています。広島県の魅力ある建造物100選にも選ばれた太平洋戦争 末期に建造された鉄筋コンクリート製貨物船「武智丸」は、三津口湾防潮堤として役割を担っており、三津口湾は中国地方で最大級の甘藻場でもあります。さらに、山田会長は「平成30年の災害を機に、町内に鯉のぼりを揚げて“元気を出してがんばろう安浦”という気持ちで町民にエールを送っています。」とお話しされました。青空を泳ぐ鯉のぼりは、鮮やかで元気を与えてくれます。

●安浦町まちづくり協議会の特色
平成30年7月豪雨災害時、安浦町に多くのボランティアが全国各地から集い、復興復旧の支援活動を行いました。この災害を受け、令和元年にアンケートを通じてこれまでの活動を振り返り、事業計画を 見直しました。改訂版を作成する際に公募し、「優しさと笑顔広がるまちやすうら」を新たなまちのスローガンに決定しました。「自然と生きるまち」「人がつながるまち」などを含めた5つの視点からまちづくりに取り組んでおり、安浦市民センター内の協働スペースを拠点に、地域活動をサポートして います。また、月に1度第1火曜日18時から事業企画部会を同センターで開催しています。

●安浦町まちづくり協議会の行事(※一部紹介)
・YMHC(安浦町まるごと博物館構想倶楽部)
安浦町で生まれ、安浦の風景を描いた故山本譲さんの風景画を通して歴史文化を学び、安浦町全体が博物館となり、賑わいのある地域にするため、安浦町まるごと博物館構想倶楽部(YMHC)を作りました。絵の描かれた場所を巡るウォーキングマップ「三津口編」「安登編 野路編」「内海編」を作成し、複製画を地元の小・中学校や郵便局などに展示するなど、観光資源として活用し、町の魅力や歴史の変遷を伝えています。

・まちづくり情報誌TANTO
年4回発行し、安浦町の魅力を町内外に発信しているまちづくり情報誌TANTOは、安浦タント節を元に、情報満載の意味を込めて「たんと」と名付けました。地元の旬な話題や安浦町の元気人を紹介しており、町内全戸配布しています。山田会長は「51号(令和4年)から編集長が元安浦町地域おこし協力隊の二神さんに変わりました。気楽に読めてまちのことが分かるような情報誌にして欲しいと伝えました。若者が発信したいことを自由な発想で作って欲しいです。」とお話しされました。

●まちづくりの課題
人材育成が課題です。“人が財産”と考え、まちづくりに携わる人材の発掘も含め、事業企画部会への声掛けを大切にしています。気づいた時に声を掛け合えるような関係性を構築していきたいそうです。山田会長は「部会には若い人も参加しており、やすうらコミュニティサロン繋ぐや女子畑やぎ牧場など、地域で頑張っているお母さん達の情報を掬い上げ、伝えます。地域のイベントを共有したり、困りごとを相談したり、知恵を出し合ったりと互いに刺激を受け合っています。意見交換だけでなく、人材育成の場にもなっています。」とおっしゃっていました。

スタッフ 岩崎

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