〜音訳を体けんしよう〜8月20日(水)のキッズボランティアは「音訳を体けんしよう」でした。
音訳とは目が見えない方の「目の代わり」をすることです。
目の不自由な方や文字の読めない人、また本をめくることが難しい方などに書いてあることを声に出して読むことです。
呉市でこの音訳ボランティアを行なっている朗読研究会「つばき」の皆さんから音読について教えていただき、音読の体験を行いました。
まずは、どんなふうに読むのか、どんなことに気をつけるのか教えていただきました。
・書いてあることを「正しく」「書いてあるとおりに」読むこと
・声の出し方(発声)・読む速さ・アクセント
・漢字や地名、人の名前などは間違わないように調べる
・写真やグラフ・表なども分かりやすく読む
ただ本を読むだけではなく、このように聞いている人に正しく内容が伝わるように読むことを教えていただきました。
初めに市政だよりの表紙の絵を見てそれを言葉にする練習をしました。文字はありません。
写真を見て自分の言葉で表現します。
文字があれば読めばいいけど、写真だとどんなことばがいいのだろう?みんな悩みながら意見を出し合って写真を伝えることができました。
その後、
いつもしている発声練習をみんなで行ったあと、1人づつパソコンの前で本を読んで録音してみます。
ここでもただ読むだけではないこと教えていただきました。
文章と文章の間でゆっくりと間を取ることや分かりやすく読むことなど、何度も録音したのもの聞いてみることで、より良いものをそれぞれ録音することができました。
一冊の本を録音することがとても大変だということを知ることができました。今年のキッズボランティアは終了しました。
今年は5つのボランティアをたくさんの小中学生が体験してくれました。
体験した皆さんはきっと、自分には何ができるかなって考えてくれたと思います。
そして、呉のまちには、できることを見つけてしている大人がたくさんいることを知ってもらえたと思います。
小さなことでも自分ができることを見つけてしてくれることで、小さな力が大きな力となって、この呉の町が素敵な街になってくれると思います。
ご参加いただきありがとうございました。
最近のコメント