5/11-12に大和波止場で「呉ご当地キャラ祭」が開催され、協働センター企画として、地域防災を楽しみながら学ぶイベント「KURE防災かいぎ」を実施しました。呉市内で防災についての活動をしている様々な団体が体験コーナーと展示をしました。11日は快晴、12日は大雨で時間が短縮されましたが、両日ともに多くの来場者があり、防災コーナーも大人気でした。
2018年西日本豪雨災害で4週間の断水を経験した川尻地区で給水ボランティア活動から生まれた「川尻お尻愛プロジェクト」さんのコーナーでは、〝あの〟形をしたバルーンに大行列!「なんで?」「トイレの便器がある!」と、興味津々で集まってきた子どもたちや、一緒にいる大人に向けて、バルーンを作りながら、災害時のトイレ、お水の大切さについて説明。皆さん、しっかりと耳を傾けていました。「安浦防災リーダーネットワーク」さんの地震体験機も、大人気。アトラクションのように楽しみながらも、今年初めにあった能登半島での地震で興味関心が強くなっていることもあり「怖いね」「気をつけないとね」と呼びかけながら体験している方が多くいました。豪雨災害で甚大な被害を受けた天応地区で、災害をきっかけに生まれたボランティア団体「つなごう@天応」さんは、災害食を普段から美味しく食べる工夫を、試食と、手作りのレシピの資料配布で伝えていました。今回初めて参加された「呉市地区鍼灸師会」さんは、災害時に自分でできるツボ押しを、ゆっくりとその人の体調などを聞きながらレクチャーを。雨の中の参加となった「呉高専3Dマップ制作チーム」さんは、ハザードマップを3D化した模型で、呉の町の斜面の多さ、水の流れ方を説明されていました。2日目は、夕方から大雨注意報が発令されたため、イベントの時間が短縮され、いつ、大雨の被害があるか分からないということを実感した日となりましたが、実体験から生まれた防災企画は、多くの人に説得力を持って防災の大切さを伝えられたのではないかと思います。

スタッフ  小野

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◉ワークショップ
・つなごう@天応 ローリングストックしよう!防災食を日頃から美味しく食べておく方法 避難所の経験からわかったこと
・広島県作業療法士会 体が不自由な人や高齢者の方の防災。それぞれの避難グッズをそろえよう。
・安浦防災リーダーネットワーク
【11日】 地震体験機「ゆれるんジャー」・呉高専3Dマップ制作チーム
【12日】 3Dハザードマップ展示とワークショップ・呉市地区鍼灸師会 災害時の心のケア。自分でできるツボ押し
◉展示
・川尻お尻愛プロジェクト トイレ防災
・4週間の断水を経験してわかったこと
・カメラマン 石田伸二 2018年西日本豪雨の記録
・呉市国際交流協会 あなたの近くで暮らしている。外国人の災害
・くれアニマルボランティアの会 ペット防災