2019年より、楽しみながら地域防災について学び合うイベントとして開催してきた防災イベント「KURE防災かいぎ」を、もっと多くの人に参加してもらおうと、今年初めて、呉ご当地キャラ祭内で開催しました。
呉市内で地域防災活動をしている団体9団体にワークショップや展示で出展していただきました。
呉市のご当地キャラ祭は、2018年の西日本豪雨災害時に、呉市の公式キャラクター「呉氏」とのつながりから、全国のご当地キャラの呼びかけで呉市への寄付や災害への支援を貰ったお礼と、復興途中でありつつも元気な呉市の姿を全国へ発信することを目的に始まったイベントです。
https://www.kurechara.com/
豪雨災害から5年ということで、その経験から生まれた地域防災の活動を多くの人に知ってもらおうと、今回、一緒に開催することになりました。豪雨災害後、呉市の認定制度である防災リーダーの横のつながりをつくるために地域の方の呼びかけで生まれた「安浦防災リーダーネットワーク」さんは、地震体験機と、安浦の災害時の写真を見ながら、当時の様子を来場者の方に説明されました。
http://fukiyayasuura.g2.xrea.com/www.yasuura.com/indexy.html
作業療法士会さんは、体が不自由な方が避難グッズとして備えておくと良いものとして、ペットボトルオープナーや、車椅子を操作しやすくする補助器具、ダンボールベットを体験するコーナー。
豪雨災害後、地域のつながりづくりのための活動をしている「つなごう@天応」さんは、実際の経験から、日頃の備えの大切さを知らせるために、備蓄品のローリングストックのために、美味しく防災食を食べる工夫を、実際に試食をしてもらいながら伝えました。
「呉高専3Dハザードマッププロジェクトチーム」は、ハザードマップを立体化したモデルでの土砂くずれのデモを行いました。
川尻の4週間の断水時に生まれた給水プロジェクト「川尻お尻愛プロジェクト」さんによる、トイレの大切さを伝える展示や、「国際交流協会」さんは、他言語での避難所の貼り出しツールの紹介、「くれアニマルボランティアの会」さんによるペットの防災の展示、「いしだカメラ店」さんによる豪雨災害の写真展示も実施しました。
防災のイメージが無いイベントの中で開催したことで、より多くの方に参加してもらうことができ、呉市内にも様々な活動があることを知っていただける機会になったのではないかと思います。
スタッフ 小野
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