先週の土曜に「安浦町防災リーダーネットワーク」の発足式がありました。
安浦町の防災リーダーの方たちが横のつながりを持ち、それぞれの知識や活動を共有しながら連携しよう!というネットワーク組織です。
地域の、ひとりの防災リーダーの方の声がけから生まれました。
協働センターは、まちづくりコーディネートで関わらせていただきました。
「呉市防災リーダー」は、平成25年から呉市消防局が主催している自主防災活動を促すための取り組みで、防災に関する市の研修を受けた人が認定される制度です。
https://www.city.kure.lg.jp/site/syoubou/leadernintei.html
今回のように、防災リーダーの方が地域内で横のつながりを持つための組織ができるのは、はじめてだそうです。
協働センターは今年4月に安浦町にお住まいの防災リーダーの方からご相談を受け、発足までの会議への参加や関係団体への声がけなどをさせていただきました。
相談いただいた方は安浦の中でも被害がひどかった下垣内地区の方で、土砂が流れる現場を間のあたりにし、地区で亡くなった方のこともご存知だったそうです。
そうした経験から、何とか「既にある防災リーダーを生かし地域で自主防災に取り組みたい」と、協働センターや呉市危機管理課、また他地域の自主防災組織の方に相談されました。
それがきっかけになり、安浦町のリーダーの方が集まり、発足までにも数回にわたり会議を開いてきました。
この日、席はエリアごとに分けられていて、自分の地区やお隣の地区のリーダーがわかるようになっていました。同じ地区内でも自分以外のリーダーが誰なのかははじめて知ったという人も。
こうして地域内でつながることができるだけでも、このネットワークの意味はあるのではないかと思います。
呉市危機管理課の職員の方からは、防災についての講義も。
消防局員の時に阪神淡路大震災があり、現場に行った経験なども織り交ぜながら防災についてとても具体的なお話が聞けました。
「災害は忘れる前にやってくる」
本当にその通りと思います。
今後はこうした勉強会や地区で合同での防災イベントを開くなどを検討していくそうです。
既に、他の地区の避難訓練を互いに見に行くなどの動きも生まれています。
こうして、誰かひとりが声がけしたことが大きな繋がりになっていくこともあります。
協働センターではそうした取り組みを応援していきたいと思います。
このネットワークが、日々の防災につながっていくと良いですね!
スタッフ 小野
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