7月31日(木)、2回目のキッズボランティアを開催しました。

キッズボランティアプロジェクトとはみんなができることを少しずつするとみんなが住みやすい呉市になります。小中学生の皆さんがボランティアを身近に体験して自分には何ができることを考えることで、小さな力を大きな力に変えていくプロジェクトです。

絵本が足りないカンボジアの子どもたちへ、日本語で書いている絵本にカンボジアの言葉であるクメール語のシールを貼って海外に送る活動の作業を行います。

講師は神応院の西村信恵さんです。
西村さんはこの絵本をカンボジアに送る活動を30年以上されています。
西村さんからカンボジアについて教えていただきました。カンボジアは50年以上前まで森にはいろいろな木の実がありとても豊な国でしたが、戦争がありたくさんの人々が殺されました。そのカンボジアの歴史をちぎり絵で作った絵を見ながらわかりやく説明していただきました。

なぜ、絵本を送るのか。

日本とカンボジアでの絵本についての感覚の違いはどんなものか。

まずば参加者の皆さんに絵本ってどんなものか聞いてみました。
「小さい時から家にあるもの。」
「子どもの頃自分で読んだり、お母さんに読んでもらった。」
「図書館や家にたくさんあるもの。本屋で買うことができるもの。」
「字を覚えるもの。楽しいもの。」


でも、カンボジアの子どもたちにとっての絵本は・字を覚えるものであり、自分の生まれた国の言葉を忘れないためのもの。
・外の世界を知るもの、夢を持たせてくれるもの、心を支えてくれるもの。
・病気や保険衛生のこのを教えてくれたり、毎日の暮らしの中で命に関わる危ないことを教えてくれるもの。


こんな意味のあるものなんです。

でも、日本のように身近なものではなく1冊の絵本をみんなで何度も何度も読む貴重なものになります。
何度も何度もボロボロになるまで読みます。

絵本が自分達のように身近にあるものではないことを知ることで、絵本に翻訳シールを貼る作業もみんな真剣に丁寧に行ってくれました。

参加者の子どもたちが作業してくれた絵本が届いて、カンボジアの子どもたちが笑顔になってほしいなと思いました。

この活動は(公社)シャンティ国際ボランティア会の絵本を届ける運動から個人でもできます。
夏休みに親子でぜひ参加してみてください。
詳しくは下記よりご確認ください。https://ehontodokeru.shop-pro.jp