今年もキッズボランティアプロジェクトが始まりました。

みんなができることを少しずつするとみんなが住みやすい呉市になります。小中学生の皆さんがボランティアを身近に体験して自分には何ができることを考えることで、小さな力を大きな力に変えていくプロジェクトです。

第1回目「やさしい日本語ってしってる?」を開催しました。

この講座は外国人をサポートするためのボランティア講座ですが、英語を話せないとダメなわけではないんです。今私たちが話している日本語をわかりやすく話すだけで、近くにいる外国人の方をサポートすることができるんです。

講師はワールド・キッズ・ネットワークという団体で呉市に住んでいる外国人やその子どもたちが困っていることをお手伝いする活動をしている伊藤さんです。

外国人の方がわからないことをわかるまで説明してもらえる場所であり、仲間がいる場所。安心できる場所。そんな場所作りを伊藤さんはされています。

呉市で暮らしている外国人の方は全体の2%もいます。これは30年前の3倍にもなり、ベトナムやフィリピン籍の方は1,000人超えます。日本語を勉強している人やしたい人は94%もいて、近所の日本人と仲良くなりたいと思っている人はたくさんいますが、日本語がわからなかったり、トラブルになるか不安を抱いている人もたくさんいます。

日本語を勉強して日本に来ている方もいらっしゃいますが、方言がわからなかったり標準語で話すことでよそよそしい感じがして距離ができてしまいなかなか仲良くなれないこともあるので、伊藤さんは普段話してる言葉や方言などを伝えることで、外国人の方が友達が作りやすいように心がけているそうです。

やさしい日本語はゆっくり話すことや、伝えたいという気持ちが大切だと言われていました。

今はスマホなどを使って翻訳することもできますが、早口だったり長い文章だとうまく機能しないこともあります。
聞く人・読む人のわかる日本語を聞き取りやすいスピードと読みやすい文字や、写真や絵などを使うことで伝える言葉、それがやさしい日本語だと教えていただきました。