呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。今回は「阿賀まちづくり推進協議会」を取材。阿賀市民センターにてお話を伺いました。写真は阿賀市民センターからご提供いただいた阿賀地区のまちづくりの取り組みの一部です。
●阿賀地区ってどんなところ?
阿賀地区は、JRやバスなどの公共交通機関や広島呉道路、東広島・呉自動車道、休山新道、虹村大橋、阿賀マリノ大橋などのハード面からも利便性の良いまちです。阿賀を代表する神田神社の「太鼓祭り」は 400 年に渡る伝統的な祭りで、本祭当日には各地区から大太鼓が奉納されます。 阿賀地区の学校や地域住民が参加する「阿賀地区合同津波避難訓練」では、一斉避難訓練や広島文化学園大学の看護学生による防災研修を行い、 毎年数千人が参加します。避難訓練の後にはゴミを拾い、まちの美化活動も行っています。
●阿賀地区の良いところ
アガデミア(阿賀地区の教育機関と地元自治会などで組織する阿賀学園地域教育連携協議会)では、地域の人の心を和ませるため、学校周辺に花の道を作る「フラワーロード事業」を実施しています。地元企業や地域のボランティア、児童らが一緒に植栽活動を通じて繋がり、潤いのある美しいまちづくりに貢献しています。
●阿賀まちづくり推進協議会の特色
阿賀地区の歴史やお宝の再発掘を行う「まちづくり若者提案事業」では、地域間交流やまちの活性化を図っています。呉高専の学生と原小学校の児童が中心になって阿賀地区の魅力を発信する冊子「AGAZINE」(不定期発行)の創刊号では、阿賀地区の飲食店等を掲載しました。「大空山桜復活事業」では、地元住民が大空山に桜を植樹し、桜の名所としての復活を目指し、清掃などの環境整備を進めています。「情島再発見事業」では、旧情島小学校の草刈りや清掃活動を通じて自然に触れ、住民同士の交流にも繋がってます。
●阿賀まちづくり推進協議会の取り組み(※一部紹介)
・今昔子どもふれあい大会「今昔子どもふれあい大会」は、阿賀市民センターを会場として、子どもからお年寄りまで多くの参加者があり、地域活性の一翼を担っている行事です。大人が子どもだった頃の遊びと現代の小学生の遊びが融合した内容で、屋台と体験ブース、ステージイベントがあり、阿賀地区の各教育機関や地域団体などの工夫を凝らした出展がいっぱいです。・はたちの集い呉市では令和 4 年度から名称を「成人の集い」 から「はたちの集い」に変更しました。阿賀地区のはたちの集いは阿賀市民センターを会場に行われており、地域の方々で記念式典やアトラクションを実施し、地域全体で阿賀の新成人を祝います。恩師を囲 んでの同窓会や市立呉高等学校による演奏がイベントに華を添えています。
●まちづくりの課題
阿賀地区は、少子高齢化や人口減少により、まちづくりの担い手不足などの問題を抱え、自治会活動やまちのイベントへの参加も減少傾向にあります。そこで、阿賀独自の特色ある事業の一つである「AGAin(まちづくり若者提案事業)」 のように、学生らを中心とする若者の参画が、活気あるまちづくりを支えると考えます。阿賀地区では、地域の団体や学校など多くの人たちの力で、生き生きと安心して暮らせる個性豊かで活力のあるまちづくりを目指しています。
スタッフ 岩崎
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