呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「広まちづくり推進協議会」を取材しに広市民センターに伺いました。写真は11月23日(水・祝)に広市民センターで開催された広地区教育祭の様子です。
●広地区ってどんなところ?
広地区は東広島・呉自動車道や国道375号、JR新広駅と広駅を有する呉市の東部を支える地域です。広地区の人口を世代別に見ると、若者世代が増加傾向にあるなど学生の多いまちです。昔から広地区は「教育第一」を掲げた教育活動の盛んな地域であり、現在も広地区教育祭・文化祭・体育行事など活発に行われています。先人の考えと教育第一の精神を引き継ぎながら、若者の意見を取り入れたまちづくりを目指しており、広地区の小学校5校、中学校4校、高校3校、大学1校との連携を模索しています。
●広地区の良いところ
広市民センターの清原さんにお話を伺ったところ「広は温かい人が多いまち」とおっしゃっていました。広中央中学校の1年生がまちの探検で文化新開公園から広商店街周辺まで広範囲にわたり有名なお店をスタンプラリー形式で巡りました。「広まちはどんなところ?」という質問に対して、子どもたちは「まちの人が親切だった」「まちの人が声を掛けてくれた」「温かいまち」などの感想を書いてくれたそうです。温かい思いのある地域の方々が住むまちと子どもたちが感じてくれたことが嬉しかったそうです。
●広まちづくり推進協議会の特色
若者がチャレンジできる土台づくりを行っています。まちづくりに興味のある若者や地域の人が集い、「地域の人々が楽しんでいる顔が見たい」「広をもっと知ってもらいたい」と主体性を持ってまちづくりに取り組んでいます。色々な人と関わり実践することで自信がつくと考えており、経験を積み重ねることを大切に、将来のまちづくりを担う人材を育成しています。清原さんは「行政側から作ったものを提案するのではなく、一から考えて企画・運営し、失敗を恐れずに思い切りチャレンジして欲しいです。若者のやりたいことをサポートしています。」とおっしゃっていました。
●広地区の取り組み紹介①
・広地区教育祭昭和24年から開催しています。昔から広地区は教育活動の盛んな地域で、現在も「教育第一」の精神を後世に伝える活動を行っています。「学ぶ・創る・楽しむ・夢ひろがる」をスローガンに、文化・行事からスポーツまで自治会、女性会、民児協、老人クラブなど各種団体や地域住民が一体となって取り組み、世代間交流や人と人との繋がりを大切にしている伝統行事です。
●広地区の取り組み紹介②
・ひろまちdesign factory&Replace広地域に在住、在学する若い世代を中心としたまちのプロジェクトを創出する「ひろまちdesign factory」。若者チャレンジできる、魅力ある広を創造することを目的に、令和元年度に発足しました。また、広商店街内の空き店舗を地元の学生や住民有志が改装し、まちづくりの活動拠点や憩いの場となる、ひろまちギャラリーReplace(リプレイス)が令和3年3月に誕生しました。フリーペーパーの発行、イべントカレンダーの制作、ひろまちSmile Mapの作成と内容の充実、イべントの企画・運営など、リプレイスメンバーそれぞれが主体性を持ち、広の魅力を内外に伝えるなど、まちを盛り上げています。
●まちづくりの課題
広地区は歴史ある地域としてその良さを守り、歴史を継承しながら、時代の変化に合わ せて若い世代に引き継いでいくことが課題だそうです。若い力や新しい取り組みがまちを元気にすると考えています。若い世代に発想するチャンスを与えて欲しいとの思いから、若者の意見を取り入れ、まちづくりに携わる人達と一致団結してまちづくりを進めていきたいです。」と清原さんがおっしゃっていました。一人でも多くの人が関わることが、広まちの活性化に繋がると考えています。
スタッフ 岩崎
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