呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。今回は「宮原地区まちづくり推進委員会」を取材。宮原地区まちづくり推進委員会の阪井会長、中岡さん、篠﨑さん・藤本さんにお話を伺いました。

写真は、宮原中学校で行われた「みんなで防災を考える集いin宮原2022」の様子です。宮原中学校1・2年生の防災についての発表が行われ、会場には防災に関する体験ブースや展示コーナーがあり、防災に関する知識を身につけながら自分ごととして防災について考えるイベントでした。

●宮原地区ってどんなところ?
宮原地区まちづくり推進委員会の阪井会長は「宮原地区には小学校2校、中学校1校、高校1校があります。自然が豊かで、歴史の見える丘からは旧呉鎮守府庁舎や戦艦大和を建造したドック跡など呉らしい景色が一望でき、とても夕焼けが綺麗です。明治時代に宮原村・荘山田村・和庄町・二川町が合併して呉市が誕生した頃から、宮原は常に呉の歴史の中にあり、戦前は海軍のまち、戦後は造船・製鉄のまちとして発展した呉の中心地でした。歴史の移り変わりを見続け、先人たちの息吹を感じる記念碑や史跡が残る歴史のまちです。」とお話しされました。

●宮原地区の良いところ
人情の深い方が多く、ご近所同士の付き合いを大切にしている温かいまちです。まちづくりサポーターの中岡さんは支援を必要とするお年寄りのサポートや、登下校時の子どもの見守り活動をされています。また、自衛隊の転勤で定住できず繋がりを持てないという悩みを抱えた若いお母さん達が多いため、子育て支援センターの方に出張して来てもらう等、悩みを聞いて孤立しないよう気持ちに寄り添い“この町に住んで良かった”と思ってもらえるよう、多世代の繋がりを大事にされています。

●宮原地区まちづくり推進委員会の特色
温かい人情や、歴史遺産が今なお多く存在するなどの特徴を活かし、各団体とも連携しながら、様々な取り組みを行っています。毎年 6 月に開催しているホタルの里鑑賞会は、呉市内各地から来場される方も多い人気の行事です。秋に行う歴史探訪ウォーキング大会では、地域の皆さんがまちの歴史遺産を再発見し楽しみながら散策しています。地域を挙げてお祝いする赤ちゃん誕生お祝い事業や敬老事業、地域が一丸となる町民運動会など、世代間の交流も盛んです。

●宮原地区まちづくり推進委員会の行事(※一部紹介)
①みんなで防災を考える集いin宮原
いざという時のための防災知識を学び、防災意識を高めることを目的に開催しています。地域に暮らす中学生が非常時に動けるようにとの思いから一緒に防災に取り組んでいます。平成30年7月豪雨災害の際、高齢者の自宅に水を運び、土砂を撤去する等、中学生が活躍しました。自主防災会メンバーを主体に、計画段階から中学生と協力し地域の防災力を高めています。

②ホタルの里
平成22年に呉市の「まち普請事業」、平成24年に第一生命と都市緑化機構の「緑の環境デザイン賞緑化大賞」を受賞し、交付金や助成金で神原公園に隣接して整備等を行い、地域住民や地元の小・中学生の協力を得て、平成25年3月に「宮原ホタルの里」が完成しました。平成26年から「ホタルまつり」を開催し、ホタルの鑑賞会を行っています。ホタルの飼育や放流、清掃活動に小・中学生も参加する等、地域全体で自然環境を守っています。

●まちづくりの課題
商店やスーパーの減少により、ご年配の方が買い物弱者となっています。買い物に苦労されている方を支援するため、宮原1丁目では毎週月曜日12時に生協が移動販売を行っています。また、バス道路沿いは交通の便がよいものの、はずれると急斜面や狭い道が多く外出がしにくい方もいらっしゃいます。宮原地区の名水として知られていた「真梨清水」の維持管理に苦労しながらも、地域の宝である「ホタルの里」を継承していくために各団体が連携して取り組んでいます。

スタッフ 岩崎