呉市市民協働センターでは、各地区のまちづくりの取り組みを紹介するため、様々な団体さんの活動に伺っています。
今回は「三条地区まちづくり委員会」を取材。
三条地区まちづくり委員会会長の山上さんにお話を聞きました。

●両城・三条地区ってどんなところ?
両城地区には昭和文化住宅(階段住宅)、映画「海猿」のロケ地にもなった200階段などがあります。昭和文化住宅とは、大正時代末期から昭和初期に丘陵地の宅地開発で誕生した住宅群をいいます。住宅の適地が少なく、海軍関係者の住宅需要を前提に急傾斜地が宅地化されました。三条地区には大歳神社があり例年11月3日に小祭りが行われます。三条は三城とも書き、その由来は隣の見津田と両城から一文字ずつ取って三条となったとも言われているそうです。

●三条地区まちづくり委員会の特色
年間を通し、両城・三条地区の各団体が主催しさまざまなまちづくり活動(行事)を実施されていますが、それぞれ役割分担がうまくできているところが特色だそうです。

●両城・三条地区の良いところ
三条地区まちづくり委員会会長の山上さんは、地域の良さをこう話されました。「地域には両城小学校と両城中学校があり、特色ある町並み(昭和文化住宅、三城通り商店街の名残り、大歳神社など)が魅力です。子どもたちと一緒に地域の良さを見つけながら、住み続けられるまちにしていきたいと考えています。」

●両城・三条地区の行事(※一部紹介)
・七夕まつり
6月25日(土)七夕まつりは、第9区社会福祉協議会が主催。両城小学校の児童たちが事前に準備していた短冊と飾りを持ってきます。1年生から6年生まで笹の木が用意されており、子どもたちは学年ごとに飾りつけをします。コロナ対策として去年からこの形式で実施されているとのことでした。飾り付けが終わると児童たちの思いや願いが込められた笹の木が両城小学校前の三条コミュニティ道路に設置されました。

・防災訓練
6月4日(土)両城小学校で行われた防災訓練に103人が参加しました。「大雨の時気をつけること」のDVDを視聴し、洪水高潮ハザードマップ、避難の手引き(大雨編)の説明、ダンボールベットの組み立てを行いました。

・ホウ酸団子づくり
公衆衛生の立場から、地域からアブラムシがいなくなればいいとの思いもあり各世帯に6個ずつ配布しています。このホウ酸団子づくりは5〜6年継続して行われています。

●まちの課題
まちづくりの担い手が少ないことを上げておられ「若い人たちが育ち、一緒にまちづくりをしていきたいです。」とお話しされました。

写真は七夕まつりの様子です。
山上会長をはじめ地域の方々が活動をサポートされていました。
七夕の飾り付けは1年生の参加が一番多かったようで「1年生が1番多い。
すごいねぇ。」と話しておられました。
三条通りを彩るこの笹の木は7月7日中見ることができます。

スタッフ 岩崎