7月27日(火)にバリアフリー研究会の森さんから「バリアフリーって何?」をテーマにお話と、呉市社会福祉協議会の稲田さんを講師にお招きし車椅子体験を行い、小学生10人、中学生2人、高校生ボランティア6人が参加しました。
「キッズボランティアプロジェクト」とは小・中学生を対象としたボランティアを体験する企画です。
高校生のボランティアも募集し、サポートをしていただきました。

バリアフリー講座の中で、森さんは「障害のある人にとっては生活しにくい環境があり、困りごとを生むバリアになっています。
このようなバリアはさまざまな立場の人が参加しやすくなるように変えていくことで解消できます。障害のある人に対する無関心や誤解、何気ない行動が意識上のバリアを作ってしまうことがあり、バリアフリーの社会にしていくためには、困っている人がいたら声を掛けるなど、行動を起こすことが大切です」とお話しされました。

呉市社会福祉協議会の稲田さんには車椅子の使い方や介助の仕方、使う時の注意点を教えていただきました。

介助を必要とする人と介助する人はコミュ二ケーションを取るなど信頼関係が大切なのだそうです。進む時や止まる時など、車椅子を使用される方が不安にならないよう必ず声を掛けて行います。
車椅子の使い方を稲田さんに教えていただいたことで、その後の調査でも介助する時に気をつけながら行うことができました。

車椅子体験の後は、呉市役所周辺のバリアフリー調査を行いました。
4つのグループが2つのコースに分かれてバリアフリー調査を行った後、各グループごとに気づきを発表しました。後日協働センターで展示予定です。


普段何気なく使っているものが色んな人にとってやさしいデザインだったり、目線の高さが変わると使いにくさを感じたり、体験してみて分かったことがありました。

私たち一人ひとりが他者の立場になって考えて行動する、森さんのお話にもあった「心のバリアフリー」が社会に広がるきっかけになると思いました。
暑い中でしたが、ご参加いただきありがとうございました。

スタッフ 岩崎