今日で西日本豪雨災害の発災から1年が経ちました。
去年の今ごろ、皆さんはどのように過ごされていたでしょうか。
 
これから、防災と減災をどうしていくのか、そして災害が起こったあとで何が起こるのか。その中で自分は何ができるのか。
 
皆で考え学び合う場として来年3月28日(土)に開催するイベント「KURE防災かいぎ」に向けて、昨日、はじめてのミーティングをしました。これから毎月開催していく予定です。 
 
ミーティングでは、自己紹介にはじまり「西日本豪雨災害での経験」と「防災かいぎでやりたいこと・知りたいこと」について参加者の方にお話いただきました。
  
普段から防災についての活動をしていたのに活かせなかったことが悔しかった、避難した人の少なさが悔しかった、という方。
自宅で土砂災害にあい、土砂の中を家族となんとか逃げたが自宅は全壊になり全て失ったという市職員の方。
川尻地区の住民で約1ヶ月の断水になり水も食料も一時本当になくなった、給水の少なさなど様々な問題を実感した、という学生さん。
避難せずに自宅にいて裏山の土砂が崩れてはじめて危険と感じ避難所に行ったという学生さん。
外国人の方をサポートする職場で災害の情報を届けられていないことに直面したという方。
 
それぞれの体験をじっくり伺いました。
 
そして、これからやりたいことについて。

・3Dハサードマップで危険を知らせて早期避難を促したい
・「避難」のハードルを下げる方法を考えたい
・子育てしている人、障害者の方の避難方法を知りたい
・子どもから「早く逃げる!」を浸透させたい  など

詳細については、板書の画像を投稿しております。
ぜひそちらをご確認ください。
 
皆さん、それぞれの経験から、今後のために様々に考え既に行動されていました。
  
様々なお話の中から、防災かいぎでの大きなテーマにつながりそうなキーワードもありました。
 
●とにかく早期避難!を実現するには?
●「避難」って何?(避難所だけが避難じゃない)
●情報が伝わらない人への伝え方(特に外国人、障害者の方)
 
防災かいぎは、中心になるテーマを設けつつも、基本的に参加者の方の「やりたいこと」でつくるイベントです。
個人にできること、団体にできること、自治体にできること。
それぞれにとっての「できること」を知って学び合う場にしたいと考えています。
 
元々、ミーティングは隔月の開催を予定していましたが、昨日、やはり「話す・聞く・知る」場の大切さを感じ、月一で開催していくことにしました。
次回は8月上旬の予定です。
日時はまたお知らせ致します。
 
また、ミーティングに来られない方についても、普段の協働センターで防災かいぎへのご意見を受付ておりますので、お問い合わせくださいね。
  
 
改めて、西日本豪雨災害の犠牲者の方のご冥福をお祈りするとともに、復旧、復興を願いつつ、自分たちにできることを考え、実行していくことを誓いたいと思います。
 
 
スタッフ 小野