今日、呉市役所の多目的広場でキッズボランティアプロジェクト「カンボジアに絵本を送ろう!」を実施しました。

元々、7月実施予定でしたが、豪雨災害の影響もあり一旦中止。
でも、災害ボランティアの方たちが多く呉でも活動される中だからこそ、改めて「ボランティアって何だろう?」を子どもたちと考えてみようと、実施を決めました。

日本語の絵本に、カンボジアの言語であるクメール語を貼り付けてカンボジアに送るというボランティア。
「シャンティ国際ボランティア会(http://sva.or.jp/)」という団体が長く続けている取り組みです。


  


今回は、実際にシャンティ〜の活動に参加し、カンボジア現地に行ったことがある大江さんご夫妻によるお話を伺い、実際にみなさんに絵本を作る作業をしてもらいました。

 


カンボジアは、1970年以降の約30年に及ぶ内戦、その中でも1975年以降はポル・ポト政権下で主には知識人(医師、教師など)の大量虐殺により、多くのものが破壊されました。

大江さんからは、それまでは豊かに発展を遂げた文化が、一度破壊されてしまったというカンボジアの歴史と、ご自身の体験を元に「ボランティアって何か?」について話をしていただきました。

「ボランティアは自分が好きなことをして人が喜ぶこと」だということ。
「相手の状況をちゃんと知ってからでないと逆に困らせてしまうこともある」こと。
また「与えるばかりでは与えられるのが当然の状況を作ってしまう。物を与えるのではなくて知識を与えて、支援された人が今度は支援する人になれるようにすることが必要」ということ。

そのための「絵本」だということ。

絵本を送る、ということが何につながるのか?

きっと、皆さんにも考えて、理解してもらえたのではないかと思います。

皆さんが作った絵本が、カンボジアの子どもの笑顔に繋がったら良いですね!



次のキッズボランティアプロジェクトは、10月21日(日)の「動物愛護センターでのボランティア活動」です。
まだ募集中ですので、ご希望の方は「くれ協働センター(0823-25-5602)」にご連絡くださいね!

スタッフ 小野